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私は2009年に眼瞼痙攣という局所性ジストニアを発症し、自分の意思で瞼を開けることができないという生活を、約1年間送っていました。

仕事どころか日常生活も満足に送れないという苦しい日々が続きましたが、ある時、大学院時代の先生から手紙を頂き、そこには「明けない夜はないから…」という言葉が書かれていました。

発症してから様々な治療を受けましたが症状は変わらず、「本当に明けない夜はないんだろうか」と考えながら過ごした日々があります。

その苦しい日々を乗り越え前に進むまで数年かかりましたが、病気を抱えたことで、無理をしない、休憩をとる、前向きに生きる、ということを意識するようになり、素直に自分の心と向き合い、新しい一歩を踏み出すことができるようになりました。

私自身がこのように病気を経験しているからこそ、患者さんに寄り添える看護を提供できるのではないかと思います。大学院での研究や、今までの経験から、利用者さんが在宅で安心して過ごせる環境やネットワークを作りたいと思っています。

約13年ほどのブランクがありましたが、デイサービスから復帰をしました。しかし、自分が思う介入もできず、悶々としていた時に在宅看護に興味を持ち始めました。
色々不安もありましたが、意を決して訪問看護に飛び込みました。

現在の職場は、その不安やブランクを受け止め、サポートしてくれる環境が整っています。
また年齢問わず、様々な方に相談できる事も魅力の一つです。

入職して3ヶ月ほど経ち、やっと患者様に『待ってたよ』と笑顔で言ってもらえるようになりました。それが私のやりがいと頑張るエネルギーに繋がっています。

入職したきっかけ：
緩和ケアに興味があり、これまで病院の消化器内科、緩和ケア病棟に勤務しました。病棟でできるケアを行う中で、患者さんが自宅に帰りたい、最期は家がいいと仰ることが多く、実際どのように自宅でケアがされているのかを知りたくなりました。病院を退職するにあたり、訪問看護をしてみたいと思い、弊社へ入職することになりました。

今の仕事のやりがい：
患者さんは、入院せず、自宅や施設で毎日生き生きと生活されており、その姿を見ることが自分の仕事のやりがいに繋がっています。これまで同様、皆さんが少しでも長く、楽しく過ごせるよう努めていければと思います。

職場の魅力：
日々の患者さんの情報を、チームの皆で確実に共有できることが魅力だなと思います。ステーションに帰ってきて、今日の患者さんはどんな様子だったのか、どんなことを話されていたのかをタイムリーに知ることができます。

はじめての訪問看護は、不安もあると思いますが、経験豊富な看護師が揃っていますので困った時は相談できる心強い職場です。自信がつくまでは同行して丁寧に指導してくれるので、訪問看護が未経験の方でも安心して慣れていくことができます。是非、一緒に利用者さんの生活を支えていきましょう。